東京大学文科Ⅰ類/藤原 秀太(大阪星光学院)

私は数学の上達には三つの段階があると考えています。それは①知る②覚える③不意打ちに対応できるようになる、です。①の知るは恐らく学校の授業で大半のことを終えていると思います(数オリ本戦レベルの問題が解きたいなら話は別です。受験で役立つことも多いですが)。②の覚えるは最重要です。目安は大体「青チャート」レベルの問題は見れば解き方が分かる、くらいでしょう。また、問題集などを見返して、確かこの問題はこう解くんだよなぁ…と思い出せるようにしておくのも大切です。そうすれば③の不意打ち、つまり初見の問題には大概対応できます。問題を解く時、あ、この問題と同じ解き方を過去に見たことがある!となれば勝ちです。あの時どう解いたっけ…となったら要復習です。初見の解法であれば知り、覚えましょう。重要なのは②です。「青チャート」を鼻であしらえるくらいになった時、貴方はすでに数強です。